【レシピ】トルコのパン シミットを作ろう!

シミット パン
シミット

オリンポス山という山があるのをご存知でしょうか(`・ω・´)b

世界最大の山として知られるエベレストの標高は8848m、それに対して、オリンポス山は21,230 m。

エベレストの2倍以上高い山です( ⊙_⊙)

 

世界最大の山より高い。そんな山どこにあるのでしょうか…?

 

答えは宇宙です。

 

その山は火星にあります。オリンポス山は太陽系最大の山です。

 

 

わたしはこの山の存在を6歳の息子に教えてもらいました。

 

「オリンポス山はね、エベレストより高い山なんだよ」

と言われたので

「なにを言っておる。エベレストは世界で1番高い山である、エヘン( ー̀ωー́ )」

と答えてしまった自分が恥ずかしいです。

 

いかに自分が小さな世界だけで生きているかを思い知らされた出来事です。

 

さて、宇宙にはどんな山があるのか、1番高い山はどこにあるのか、

そんなことはわたしにはどうでもよいのですが(!)

世界にある、まだ食べたことのないパンの存在にはとても興味があります(๑›◡‹ ๑)♡

 

前置きが大変長くなりましたが、

 

今日は、遠い国で日常的に食べられているパン、

日本ではなかなかお目にかかることのできないパン

存在を知らないまま一生を終えてしまうなんてもったいない

そんなパンのご紹介です(^^♪

 

それは、トルコのパン、シミットです!!

 

シミットってこんなパンです!

読んでくださった方もいらっしゃるかと思いますが、以前も何度か紹介しています。

わたしは、ドヤ顔で作っているのですが、実はまだ本物を食べたことがないのです(¯∇¯٥)

 

細長く成形した生地をねじねじして、ペクメズ(Pekmez)というブドウ濃縮液に浸してから、たっぷりのゴマをまぶして焼き上げます。

 

本場、トルコでは、屋台の定番のようです。

このパン、いっけん少々形のユニークなゴマパン、なのですが、食べてみるとわかります。

 

独特の風味と、ごまのぷちぷちとした食感と香り、もっちりとした旨味のある生地のハーモニーがくせになる、とってもおいしいパンなのです(⁎˃ᴗ˂⁎)

 

形のユニークさがポイントでもあるのですが、この成形をするためには生地に良く伸びてもらわなければいけません。

 

加水が高すぎるとグダグダになるし、(経験済)生地が締まりすぎると伸びない(これも経験済)

そして、風味づけに必要なペクメズというシロップ、これがなかなか手に入らない。

 

そんなシミット作りの富士山くらいの小高い山を乗り越えて、なんとかうまいこと作ることができました。(オリンポス山ほど高くはありませんでした)

 

試作を重ねて、扱いやすい配合が出来上がったのでこっそりレシピを載せちゃおうと思います。(トルコの方に見つからないように…)

 

よかったら作ってみてください( ˆoˆ )/

 

トルコのパン、シミットを作ろう!

材料 ☆☽

6個分
生地
  • 準強力粉 … 220g
  • 全粒粉 … 15g
  • ライ麦粉 … 15g
  • きび砂糖 … 12g
  • 塩 … 4g
  • 牛乳 … 75g
  • 水 … 75g
  • バター … 12g
  • ドライイースト …小さじ1/8(お好みで)
仕上げ用
  • 白ゴマ … 適量
  • モラセス … 大さじ1

しっかり伸びて成形しやすいように、準強力粉を使用します。わたしは北海道産の「エペ」を使用しました。こちらは中力粉という区分ですが、ハードパン用の粉です。ライ麦粉を配合することで、とても伸びの良い生地になります。風味もよくなりますよ☆

 

わたしはイースト量を減らしてゆっくり発酵させましたが、すぐ作りたい方は~3gくらいで調整すると良いと思います。

 

配合のポイントは、

「バターと牛乳の入ったベーグルみたいな生地。タンパク質の少ない粉の配合で、ベーグルよりちょっと加水は多め」

お好みのベーグルのレシピをアレンジしたらいいんじゃないかな~と思います。きっとうまくできるよ!!(無責任)

 

それから、大事なのがモラセス。こちらを使用しています。

食べたことがないのでわからないのですが(汗)、ぺクメズはぶどうの糖分を濃縮した液だから、甘いに違いない、独特の風味のあるモラセスがいいんじゃないかな~と思い代用しました。

 

なければ黒糖や黒蜜をお湯でといたものでもいいような気がします。

それもなかったら、お砂糖にシナモンを混ぜたりとかどうでしょうか。これも美味しいと思います。(つまりなんでもOKなのか…)

 

作り型 ☆☽

1.まずは、バター以外のすべての生地の材料を捏ねて、途中でバターも投入。ホームベーカリーで10分ほど捏ねて、生地がまとまったら取り出します。 捏ね上げなくて大丈夫です。ベーグルよりもちょっと柔らかいかな、といったかたさの生地です。

2.1次発酵。ベーグルみたいに袋に入れずに、タッパーとかボウルがマルです。わたしは出かける予定があったので、室温で1時間、冷蔵庫野菜室に4時間、復温1時間でした。

3.分割。1個35gくらい、12分割です。このときに細長くなるように丸めておきます。

4.ベンチタイム15分。生地が乾かないように工夫します。

5.楽しい成形タイムです。分割した生地を2つ、コロコロ転がして、どんどん伸ばしてください。40センチくらいかな~。

 

6.2本で1つのシミットになります。2本の端をくっつけてくるくるくるくるくるくる。とっても扱いやすい生地でしょう!

7.輪っかにして、端をとめます。

8.二次発酵は常温で30分。

 

9.その間にモラセス液とゴマの用意をします。オーブンを210度に予熱しておきます。

モラセス大さじ1に、お湯を100ml入れて混ぜておきます。ゴマもバットなどに入れておきます。

10.二次発酵が完了した生地を、モラセス液→ゴマの順につけます。このときのモラセス液はぬるめのお風呂の温度くらいです。

オーブンシートをしいた天板に乗せます

11.予熱完了したオーブンに入れます、190度で16分焼きます。

 

シミットのできあがり

はい、できたよー(⁎˃ᴗ˂⁎)♡

とっても上手にできました!!ゴマとモラセスの良い香りがします。

甘い香りと香ばしい香りが混ざり合って、食欲をそそられます。このねじねじの輪っかの形が良いでしょうでしょう d(^∀^)b

1番はじめに作ったときは、グダグダな成形でしたが、今回の生地はとても扱いやすく、きれいに成形することができました♪

なんだか、トルコの雰囲気が漂ってきていますね。

 

 

トルコの食卓

せっかくシミットを焼いたので、トルコ料理の夕食にしました。

といっても、いつものたっぷりサラダとチーズ、タップナード(これはトルコじゃないか…)

そして、大好きなファラフェル !!

ひよこ豆で作る中東のコロッケです。これ、とってもおいしいんですよ(^^♪

 

 

この話はまた次回(⁎•ᴗ‹。)*

肝心のシミットの味、ですが、やっぱりこれおいしいです!!

 

モラセスの風味とゴマのプチプチ食感がくせになります。ベーグルみたいなむっちりとした生地感も好き(∩˃o˂∩)♡

シミットの穴から、トルコの景色が見えてきそうです|ू• •๑)

世界には、まだまだ知らないパンがいっぱいあるんだろ~な~と思います。

 

知らないままじゃもったいない!!いろんなパンを作ってみたいなあと思っています(⁎•ᴗ‹。)*

 

使用したもの

▽モラセス

モラセス350g ALISHAN アリサン alishan

▽エペ

▽ライ麦粉(中挽)

パイオニア企画 ライ麦粉(中挽) 1kg

▽全粒粉

*
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**読んでいただきありがとうございました(*^^*)/**

ネクストフーディスト4期生に選ばれました☆

ネクストフーディスト

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パンとお菓子を焼くのが好きなヨガインストラクターです。
毎日パンを焼きながら、ピンチャマユラーサナを練習しています。

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