こんにちは。
12月に入って、ますます寒くなりましたね。
熱いコーヒーが欠かせません。:;(∩´﹏`∩);:サムイノキライ
そんなある日のことですが、コーヒーのお供がなくなったので「クッキー」か「ビスコッティ」かなにかを焼こっかなーと思い
何を焼こうか考えていたら日が暮れていました。
というのは冗談ですが、「クッキー」にしようか「ビスコッティ」にしようか、「オイル」でつくろうか「バター」にしようか、「アーモンドパウダー」を使うレシピは…などとレシピを探していて、なかなか決めかねてしまうことって多いです。
今日は、初めて手に入れたアイテムを使いたかったんですよね!
これを使ってなにか美味しいものを……
ギーを使ってお菓子を作ろう!
そのアイテムとはこちら
「ギー」です。
ギーとは、「バター」からタンパク質や水分などを取り除いた高純度の「バターオイル」のこと。消化吸収がとても速く、脂肪として蓄積しにくい・消化機能を整える・免疫アップなど、様々な効果があると言われています。(とても詳しく書いているサイトがありました:データの時間)
バターより高純度のオイルなので腐りにくいため「常温保存」ができます。
冷蔵庫に入れてたら固くなったので取り出して常温においてみたら、柔らかくなりました。
バターから出来たものなんだけど、精製すると消化・吸収が良いものに変わるなんて不思議です。
バターの入ったお菓子は、間違いなく美味しいのですが、胃に重たすぎるのが気になるんですよね。
では、バターから出来ているけどバターではない、ギーを使ったらどんな味・そして食べ応えのお菓子になるのか楽しみです。
イタリアの「ビスコッティ(biscotti)」について
ギーを使ったお菓子作り第1弾はイタリアのお菓子「ビスコッティ」を作ります。
日本では2度焼きした固いクッキーとして市民権を得ていますが、イタリアではいわゆる日本のビスコッティの形のものは「カントゥッチ(cantucci)」なんて呼ばれています。
イタリアでも、厳密には「ビスコッティ ディ プラート(biscotti di prato)」と呼ばれるものはカントゥッチのように2度焼きしたものなのですが、現在多くあるイタリアのクッキーは、ほとんど「ビスコッティ」と呼ばれているそうです。
それはつまり、2度焼いていないものも、丸いものもお花の形のものも、アーモンドパウダーを使っていてもいなくても、ビスコッティなのです。
イタリアのお菓子の本を読んでいたら、なんだか混乱してきましたが、日本でいう、「マリービスケット」も「ココナッツサブレ」も「マクビティ」も「ヨックモック」も全部「クッキー」だよ、ってことですね! 違う?
ということで、様々ある「ビスコッティ」の中から「タリアンゴッツィ」と呼ばれるものを焼いてみたいと思います!
なにそれ?って言わないで、よくわからんけど、2度焼きしたビスコッティで名前がタリアンゴッツィなんだって。混乱((+_+))
▽参考にした本です
ギーを使ったビスコッティ作り
さて、「ギーについて」、「イタリアのビスコッティについて」考えていたら日が暮れたわけですが、なんとかビスコッティ作りにとりかかれそうです。
上で紹介した「シチリアの伝統菓子とマンマの手作り菓子」の本にある「タリアンゴッツィ」の特徴としては
- ベーキングパウダーを使わない
- 卵を使う
- バターを使う
このようなレシピとなってます。
「バターをギーに変更」の他にもちょいとアレンジさせてもらって、こんなレシピで作りました。
卵・牛乳・砂糖・ギーを火にかけて、砂糖とギーを溶かします。
少し冷ましてから、卵と残りの材料を混ぜて、下の写真のような形にします。
180度に予熱したオーブンで20分焼きます。
焼けたら取り出して、ある程度冷めたら1センチくらいにカットします。
もう一度オーブンへ。切り口を上にして並べたら180度で15分焼きます。
はい、「タリアンゴッツィ」と呼ばれるビスコッティの出来上がりです!!
ギーで作ったビスコッティって美味しい…!!
さて、このレシピですがベーキングパウダーを使っていないんですよね。予測はできましたが「かため」の仕上がりとなってます。
オリジナルレシピには入っていない全粒粉を配合してみたこともあり、わたしの好みの、ずっしりとして香ばしく味わい深いビスコッティができました。
バターとは少し違う「ギー」の独特の風味があり、とても美味しい!
ベーキングパウダーなし&ギーを使うビスコッティ、いつも作るのとは全然違うものになりました。
▽いつもはこれです(薄力粉・全粒粉・アーモンドパウダー・卵・砂糖・ベーキングパウダー・こめ油)
「かたい」とブーイングのこどもたちには、
「牛乳に浸して食べなさい」と教育をします
(。-`ω-)
参考にした本と、おすすめのイタリア菓子の本
▽タリアンゴッツィのオリジナルレシピがこの本にあります
▽同じ著者の本です
▽この本も楽しいです
イタリアのお菓子の話
▽カルディから発売されたことで話題の「マリトッツォ」作りの話。これもイタリアのお菓子(パン)です。
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