ヨガインストラクターになりたいすべての人へ!!
どんな方法、道のりがあるのか、そして社員からフリーランスに転身する方法を、どこにも書いていないぶっちゃけ話を交えながら、くわしくご説明していきます。

2児の母であり、フリーランスのヨガインストラクターのpinchanです。まいにち趣味のパンを焼きながらピンチャーマユラアーサナを練習しています。 社員を経てフリーランスへ、2度の妊娠・出産のたびに仕事を辞め・復帰した経験をもとにヨガインストラクターのほんとのところを語ります!!

ヨガインストラクターには資格は必要?

YESかNOでいったらNO!!!
絶対資格とらないと教えちゃだめよってことはないです。
それでもヨガを教えることができるまでに至るには、なんらかの勉強をしなければいけません。
その結果、得られるのが資格です。
各団体が独自に発行する資格や○○コース修了証、会社内でとる資格には、○○会社認定ヨガインストラクターっていうのもあるかもしれません。
一番有名どころで誰でも知っているのが全米ヨガアライアンス
費用は40万~80万が相場です。
それに対して○○コース修了証だったり、各団体が独自に発行する資格は費用が抑えられます。(10万~30万)
インストラクター採用のときに全米ヨガアライアンス保持にこだわるのは、一部のヨガスタジオ。それに対してスポーツクラブは資格うんぬんより、指導スキルや指導歴を重視する傾向にあります。
ですから、全米ヨガアライアンスにこだわらず、働きたい現場と費用、受ける環境(場所や日数)によって養成コースを選び、資格取得をするのが現実的です。
なぜならおカネをかけてインストラクターになってもキャッシュバック(大きな仕事と大きな収入)があるとは限らないからです。
【ヨガを教えたことがない人へ】ヨガインストラクターになるには
「ヨガのインストラクターになりたい!」と思っている人で、まったく運動指導の現場に関わった経験がなく、ヨガをしたこともない、っていう人はまずいないのではないかと思います。
ヨガのインストラクターを目指すキッカケとしては大きくわけて次の2つがあります。
- 運動指導現場(ヨガスタジオ・ダンススタジオ・スポーツクラブ等)で働いていて、スキルアップとしてヨガの指導ができるようになりたい
- 既にヨガを実践していて(レッスンを受けている・自分でヨガをしている)さらに知識を深めて指導者になりたい
今回は2つの方向からヨガインストラクターを目指す場合、どうしたら良いかを詳しく解説していきます。

運動指導者から入るパターン
さて、すでに運動指導をしている、もしくはその現場で働いている場合、身近にヨガを教えている人(フリーインストラクターや先輩)がいると思います。ですから、ヨガについての情報を得やすい環境にあるかと思います。
エアロビクスやピラティスなど、すでに指導の経験がある場合、ヨガのインストラクターになる壁がかなり低いです。つまり簡単になれちゃいます。
なぜなら、もうすでに「運動指導のスキル」や「運動生理や解剖の知識」を持っていて「インストラクターとしての立ち居ふるまい」ができているから。
このことに、自信がなければ、勉強し直す必要があります。インストラクターとして大事なのはここだからです。
あなたが経験豊富なインストラクターなら、あとは「ヨガ」を学び「ヨガの教え方」を学ぶだけですね。
「ヨガを学ぶ」ことについてですが、「ヨガ」はとても奥が深く、すべてを理解して自分のものにすることは難しいと思います。
基本を学んで、はじめは、自分なりに解釈したこと、理解できることをレッスンで伝えていければ十分です。
教えながら勉強を続けて、引き出しを増やしていければ良いと思います。
そのために、「ヨガの基本を学ぶ」具体的な方法とその選び方について見ていきましょう。
社内研修を受ける
社内で「ヨガインストラクター養成コース」や「ヨガ指導のための研修」が用意されていたらこれを受けるのが近道です。
外部の研修を受ける
上記のデメリットに当てはまったら、外部の養成コースを受けるのも手です。
良い学びを得られることに間違いないけど、お金かかるし時間をとられるし、通うのが大変だよ、ってことです。
養成コースの情報については後ほどご紹介します。
ヨガから入るパターン

さて、既に指導経験があるという人に比べると、「ヨガはできるけど、指導をしたことがない」人にとって、インストラクターになる道のりは長くなります。
「ヨガを学ぶ」ことに加えて「解剖学や生理学」「指導のしかた」「指導現場の業界について」学ぶ必要があるからです。
そのことを前提として、実際にヨガインストラクターになる方法を見ていきましょう。
ヨガスタジオやスポーツクラブのアルバイトをして、会社内の研修を受ける
働きながら学べて、インストラクターの仕事を間近で見ることができる良い方法です。
自然とインストラクターとしての立ち居振る舞いや、お客様との接し方も身に付きます。
社内の試験に合格すれば、すぐにデビューできるところも魅力です。
デメリットももちろんあります。
「ヨガインストラクターの働き方」についての記事でも触れましたが、ヨガ以外の仕事がほんとに多いですから!!
このパターンにおすすめな人は、「パートを探していて、ついでになにか手に職を」って思っている主婦の方や「将来ヨガインストラクターになりたい」と思っている学生の方ですね。
会社によって研修の制度が違うので、会社選びが重要です。
でもアルバイトなら、自宅の近くが良いですよね。
自宅近くのスポーツクラブやヨガスタジオをチェックして、研修制度について問い合わせてみましょう。
ヨガスタジオやスポーツクラブに社員として入社し、会社内の研修を受ける
メリット・デメリットについては、アルバイトで入る場合と同じです。
社員の方が収入が安定しますので、ある程度の固定収入を得ながらヨガを学びたい方は、頑張って社員に応募しましょう。
入社のハードルはアルバイトより上がりますが、新卒採用はもちろん、中途採用を募集している会社もけっこうあります。
ヨガインストラクター養成コースを受ける
お金と時間に余裕があるなら、養成コースを受けるのが近道です。
しっかり学びたいなら一番おすすめの方法です。
おすすめの養成コース情報は後ほどご紹介します。
養成コースは、体系的にヨガと指導方法を学ぶことができます。しかしもちろん、デメリットもあります。
養成コースを卒業したからといって、すぐにインストラクターになれるとは限りません。
養成コース卒業→仕事を探すというステップを踏む必要があります。
また、養成コースにはさまざまなスケジュールがあり、「短期集中」にしても「週末だけでゆっくり取得」にしても、他の仕事をしている場合、スケジュールを調整しなければなりませんし、プライベート時間を削る必要があります。
養成コースを実施している場所は都市部に集中しているので、地方に住んでいたら交通費もかかります。
【ヨガを教えている人へ】社員からフリーランスになるには

さて次は、ヨガスタジオやスポーツクラブで社員、契約社員、アルバイトとして働いていて、すでにヨガの指導経験がありフリーランスに転身したい!!という方向けに、具体的にべきするべき行動や手続きについて解説をします。
いいこともあるし、大変なこともあるよ

社員の仕事にうんざり、フリーで生きていきたい!!
っていう方、会社を辞めた場合のいいことについては、ご自身が十分想像をしていることかと思います。
ほぼその通りです!!

フリーランス最高です!!!
でも一応、デメリットについても良く考えてからご自身の進む道を決めてくださいね。
メリット・デメリットや収入の話・収入やスケジュールの話はこちらの記事に詳しく書いてありますで参考にしてください。
個人事業主になる方法と、まずするべき3つの手続き
さて、社員で働いている会社を辞めたら、フリーランス、つまり「個人事業主」になるために、真っ先にするべきことがいくつかあります。
大きく3つに分類できますので、ちゃちゃっと済ませてしましましょう!!

1に税務署 2に役所 3におカネだよ!!
【国税庁のHPですること】開業届を提出する
国税庁のHPから入手できます。開業から1か月以内に提出しましょう
【国税庁のHPですること】所得税の青色申告承認申請書を提出する
開業から2か月以内に提出します。こちらも国税庁HPより書類を入手します。
【市区町村の役場ですること】国民健康保険に加入する
お住まいの市区町村の役所で手続きをします。
前年の所得によって保険料が算定され、納付書が送られてきます。
【市区町村の役場ですること】国民年金に加入する
国民健康保険の手続きと同時に行いましょう。
【おカネの管理】事業用の銀行口座を開設する
事業用と私用の口座を分けることで管理がしやすくなります。必ず口座を開設しましょう。
【おカネの管理】事業用のクレジットカードをつくる
口座と同様、クレジットカードも分けておくことで経費の管理が楽になります。
▽開業支援つきクレジットカードっていうのもあります。フリーランスにおすすめです

▽イオンカードも便利など、使い勝手の良いものを選んでも良いですね。
フリーランスのおカネの話

上で書いたように、事業用・私用のおカネを分けることはとっても大事です。
個人事業主になったからには、事業でどのくらい収入があったか、経費はいくらかかったか、しっかり帳簿をつける義務があります。
この帳簿というのが厄介で、めんどくさいの極みです。
複式簿記っていう言葉についても、いまだにわたしも意味不明です。腹式呼吸のことならとっても詳しいヨガインストラクターですが、こういった会計の専門知識を持っている人ってまずいないですよね。
税理士に頼むっていうのも手ですが、「確定申告だけをお願いして、日々の帳簿は自分で」っていうパターンでも相場は3万くらい。つまり3万も払うのに日々の作業は減らない…。「全部丸投げ」で安くても年額7万~8万くらいです。
マネーフォワード確定申告を使えば月々1000円ちょっとなので、こちらをおすすめします。こんなわたしでもできるので大丈夫です!!

個人事業主用のパーソナルプランだと 1年払い 11,760円または月額プラン 1,280円/月となります。

マネーフォワード確定申告は、個人事業主の必須アイテムです!!
フリーランスが支払う税金・保険については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
おすすめの養成コース情報
すでに指導者として活動をしていて、これからヨガに取り組む人、ヨガをすでに実践していて、これから指導者になろうとしている人、どちらの人にも気になるのが養成コース!おすすめのものをいくつか挙げてみました。

アンダー・ザ・ライトヨガスクール
実績No.1、最高峰の講師から学べるのに、古典を抑えてより実践的な内容となっています。
ヨガアライアンスといえばここ!っていうくらいおススメのスクールです。良い講師にしっかり学びたいって方におすすめです。

YMCメディカルトレーナーズスクール
完全オンラインで学べる日が来るとは……地方に住んでいて、近くに養成スクールがないっていう方へ、ヨガインストラクターへの道を開いてくれたスクールです!!

アミーダヨガアカデミー
最大の特徴は、宿泊できて宿泊費が無料!!っていうところです。宿泊費がつくのに、リーズナブルな価格設定も魅力。

一般社団法人日本ハッピーライフ協会(JAHA)
特化型のヨガ資格がとれるのが特徴。近年需要が増えている「ママヨガ」「ベビーマッサージ」などを学ぶことで他のインストラクターとの差別化ができ、活動の場も広がります。

インストラクターのオーディション・求人の探し方
仕事探しのスケジュール
さてさて、晴れて会社をやめてフリーランスとしてデビューしたのに、「仕事がナイわ」ってことにならないように頭に入れておいていただきたいことがあります。
- オーディションは夏・冬に集中する
- 仕事始めは4月・10月になることが多い
ということです。
スタジオのスケジュールは4月・10月に改編があることが多く、そのタイミングで新規インストラクターを募集します。そのためのオーディションが開催されるのが7月~8月・1月~2月となります。
オーデイション開催の1か月ほど前に募集を締め切ることも多いので、6,7月・12月・1月あたりは求人サイトをこまめにチェックしておくことをお勧めします。
会社を辞めるタイミングも3月や9月が良いです。
もし仕事をしながら資格を取得ができたら、辞める前にオーディションを受けておきましょう。
オーディションの見つけ方
上記スケジュール以外にも、急に辞めたインストラクターの代わりを探していたり、新規店舗出店のタイミングで募集があることも多いので、常にアンテナを張っておきましょう。
アルバイト・社員・フリーランスすべての求人が見つけやすいフィットネスジョブが基本です。ここだけ見ておけば大丈夫。
ヨガの情報サイトYOGAROOMやフィットネス情報誌NEXTなんかもおすすめです。
地方でのアルバイト探しは、地元のアルバイト情報誌なんかもチェックしてみましょう。
まとめ

ヨガインストラクターになる方法、様々な道がありますが、今それぞれが置かれている状況によって進むべき道が見えてくると思います。
あなたとって最適な道を進んでくださいね。

長い道のりだけど、わたしはヨガインストラクターになって良かったと思っています!
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